2006-01-01から1年間の記事一覧
私の髪が風に靡く度、深呼吸をするヒト。 いつも私に触れたそうに動く指を持つヒト。 視線は泳ぎっぱなしで、照れた瞳を持つヒト。 会った日の別れ際、必死に振り返らぬようがんばっている背中のヒト。 わかるから、わかる。 わたしと似てるわ。 あなたの気…
部屋の扉をゆっくりと開けて私の部屋のすぐ隣で眠る君にオハヨウを言う。大きなスピーカーと向かい合わせに君は朝に似合う音楽を吸い込むように聴いている。 手には大きなトランクを提げて。眠い目をこすりながら行き先を尋ねようとした。 「どこへ行くの?…
酒の力ででも 好きだと 自らの力で云えたのならいくらか楽になるんだろうか。 あなたにあうたび触れられたい衝動は激しくなるばかりです。神様、神様。
じゃあ、彼に女としてみてもらう為にどうしたらよいか色々考えてみる。仕草?服装?髪型?メイク…全部外見じゃないのはわかってる。 セックスしちゃえば、あたしだっておっぱい付いてるんだし女だよ。 でも、そこに恋沙汰がうまれないなんてなんて男は勝手な…
結局そういうこと。
私の今好きな人は満点な人なのかどうかすらわからない。 ただ、私にとってプラスになる、私の心やからだはどんどん潤っていく。 上がったり下がったりしながらいければいい。 今度は本物。
もう、引き返せない。あのカード、あの短いラブレターをきっと手にしている! でも、あれー?あれー?って。 また近いうちに絶対に会いに行かなくてはならない。怖い。逃げたい。 もうだめだ。好きッて言うのは後悔することじゃないのにな。 もう、もう二度と…
あたしがどんな思いで夜を越えたのかこいつも知らない。 抱きしめてもらえたけど全然浸透しない甘ったるい感情で、遠くにあたしは飛んで行っていた。一時凌ぎでも応急処置でも何でもない。 珍しくサディスティクなあたしだったからなおさらだ。わたしの手は…
自分の満面の笑みの写真を見ると捨てたくなる。自然な笑顔が嫌い。 彼は私の写真をたくさん撮った。 どれも楽しそうに笑う私が並んでた。わたしはどれも削除してほしいと思う。 でも、褒めてくれた。だから、笑うのが、好きになった。笑顔を出すのが好きにな…
今週、私は今の住まいを出て行くことになりました。これ以上の長居は、彼に無理をさせてしまうことをわかっているから、それと無意識に帰りを待ってしまい恋人でもないのに彼に余計な気遣いをさせてしまうからである。 なんとなくこのまま一緒にいられるんじ…
もはや、私の精神衛生上、必要な人となってしまった。あの人は、私が嫉妬で狂う仕事へ行った。仕事だってわかってる。だけど、どんなハプニングがあるかわからない。狂いそうだ。狂いそうだ。素直になれる頭がいくらかでもあれば、わたしは何か言えたのかも…
あの人も、あいつも、いつの間にか私にキスをしなくなった。 キスをしないまま、セックスをするとどうなるかというと、けっこうどうでもいい人とのキスに力が入る。 私は穴のついた人形なのだろうか。 ぐちゃぐちゃのパズルみたいに、とりあえず凸凹がはまる…
いらないよ、いらないよ わたし なんて いらないよね きっと いなくても だいじょうぶ いらないよ、いらないよ わたしなんて きっと いらなくて そう何度も確認をして、その唇から「だめだよ、いるよ」と聞きたい。 マフラーに顔を埋めてちょっと喜んでる私…