Fly
酒に酔った私を普段より一層愛おしそうに見てた。
もうどうでもよくて、好きなようにしていただいた。
抱き寄せる手がやたら熱くて
赤い車はもっと赤く見えて
キスもこの前より甘い。
もう少し意地悪をしようと思っている。
体温は分けてあげよう。まだ気持ちはあげない。
あなたの呼び出しと、わたしからの意地悪な呼び出しの繰り返しから
あなたにはしばらく一方通行をプレゼントしよう。
髪の毛の一本一本から、足までを褒めてくれるなんて相当あなたは私に嵌っている。
惚れたの?好きなんでしょう?
馬鹿にしているうちその手の中で転がっているのは私なんだよ。
お互いの手の中でお互い転がっているんじゃないだろうか。
それは明日かもしれない。