怒涛の読書の秋 第2弾

ムーンライト・シャドウ

ムーンライト・シャドウ

愛する人との永遠の別れ、せめてちゃんと別れを伝えたかった。
たぶん同じ経験をしていなければわからなかったこの読んだ後の気持ち。何をしてもどこに居ても孤独と喪失感に襲われ、壊れそうになる。

100年に一度の何かが主人公を強くさせた。

―何度も何度も手を振ってくれてありがとう


歩き出せた主人公と立ち止まってるあたし。自分と重ね合わせて読んでる最中に涙が止まらなかった。あまりにつらくて途中休憩を挟んだくらいだ。本を閉じてからも文章が景色になって脳裏に浮かび、主人公は私で、死んでしまった恋人はあの人になってなんども思い出される。

美しい、痛い、孤独で苦しむ。

でも、最後に彼女は立ち上がり強くなっていた。私も強くなりたい