自分の為に涙を流す

自分から愛の告白するなんて、生まれてこのかた1度しかしたことないっつーの!だいたいはお互いそれなりの好意を持ち始めた友達以上恋人未満的な関係になるとはっきりしないのがイヤで『こういう微妙な関係イヤなんだけど』と言い放ち、男に決定的一言を言わせる。その時あたしの気持ちの半分は妥協で占められているのだが、まぁハマりやすい性格なので何とかなるもの。
そんなスタートからやっと今平和が訪れています。調教の成果というか努力の報いなのか、むさ苦しいほどのラブラブオーラを彼から頂戴してます。勝ち負けではないけど、頑張った自分を誇らしく思うわ。人は変われるし変えられるわよ!
終わりきれなかった恋も、上記にある姑息な手段でエミネム野郎の気持ちを謀ってみたが決定的な事をひっぱり出せず…これ以上刹那的な気持ちに狂乱するのもつらく、決定的な一言を自分から過去形に抑え終止符。
一瞬の呪い。一瞬じゃなかった、One Night呪い。
本当に好きだったの。電話がメールが、会えた時しばらく会えない時どの状況にも涙が欠かせないほどの想い。何もかも捨てても良い覚悟ができたただ『好き』っつー思春期にみられる突っ走り具合。
だった。

だったの。
納得して過去に分類したのに、現在進行する平和を選んで逃げた、って名残惜しそうに恋多き女がうるさかった。ひとしきり泣いて、涙をティッシュにくるんで捨てた。
呪いは解かれました。
愛されている実感さえあればあたしはどこへも行かないのダ!
『だからもう会わないし、今日中に君のメモリーは削除!』