を見て号泣しました。

別のことで自分も泣きたかったけど一粒くらいしか涙が出ないので感動ついでに自分の流したかった涙も出したような感じです。あの霊能者?の江原なんとかさんは本物だと思います。親友の結婚式の日程が決まり、新しい仕事も波に乗りノリノリで前の仕事はできないくらいクタクタで寝ても寝ても寝足りない日々です。

1年ぶりくらいに兄から電話が来ました。ひとつしか年は変わらないんですが小さいときから妹のあたしが「お前」と呼んでしまうほどほんと頼りなくて自分の事しか考えていないようなギャル男サーファーで社会人になってから開花した彼の遊び魂はとてつもないのです。ひっきりなしに女を変えヤリチンにきまってます。女の敵!敵よ!
そんな兄は…実はとても優しいやつで、ただ不器用なだけなんです。今まで捨てられてしまった女性たち、許してください。
「今年は女がいねぇから、クリスマスは家にいるよ」
間髪いれずにクリスマスくらいママと一緒にいてあげてよ、というあたしにそう答えてくれて仕事場の休憩室でわんわん泣いてしまいました。
「正月はハワイ行くから、お前帰ってこいよ」
芸能人じゃあるまいし。なんで君のようなチンチクリンの若造が正月にハワイ行くんだよ。ずるいじゃないか。そんな金あったらあたしに小遣いくれ。兄貴だろ、兄貴。

まぁ、あたしが帰りづらいのを知ってそういう言い方をしたんだなぁって電話を切ってから思った。
江原なんとかさんは、「死は家族を別つことなど絶対にない、死ぬのは肉体だけ」そう言っていた。家出をした時あたしは一生家族と会えない覚悟でいたけど死ですら別つことがないのならあたしの考えはなんて浅はかだったんだろうと胸打たれた。
ばあちゃんが死んでから、ママは抜け殻になってしまって本当に弱くなってしまった。口癖のように「私には何もない」と言っている。あのTVを見ていたかわからないけど正月なるべく帰るようにして「死んだのは肉体だけ」そんなことを伝えようかと思う。