普通の嬉しかったことを書き留めます。

来週、彼は福島に出張へ行ってしまうそうです。さらにむこう1ヶ月ちょいまで休みがないとのこと。だから今年最後の休みの前夜からあたしに会ってくれるという。

あぁ、あたしも会いたいよ。でも今あたしは下半身に綿を突っ込んでる状態。あなたの望む事は出来ないのよ。所詮、あたしとあなたはそんな関係であろうと諦めかけているけど確信していない。ちょっと試してみた。

「あたし生理だからセックスできないもん」

いいんだよ、会いたいんだよ。
嬉しくて感動して、心躍らせて家を飛び出した。頼んでいないのにばったり途中で遭遇し迎えに来てくれた。道中手を繋いでくれた。洗い立てだからいい匂いがしたのだろう、頭に何度もキスされた。
あぁ、神様。愛がこの瞬間に存在していなくても、この瞬間だけ彼があたしを求めていてくれるならそれでいいわー。
地面から少し浮いた状態で、彼の家に行く。あたしは彼が好き。


酒を飲んでじゃれ合ってキスしてギュッとして眠って曖昧に次の約束をする。
眠る前の沢山の彼の優しく甘い言葉をあたしは細胞全部で噛みしめた。あたしは彼を大事にしたい。