初めて教会に行って、えらく感動した日

おばあちゃんがあたしが10歳になるまで母に預けていたキリスト様とマリア様のべっ甲のペンダントがなくなった。今ではそれがあたしのおばあちゃんの形見。

テストの時いつも身につけていた。検定試験のときも、高校受験のときも。喉の手術をしたときもそばに置いてもらっていた。大事なお守りでここ一番の始まる直前にべっ甲にキスをしてお祈りをしていた。その瞬間だけ神様は居ると信じていた。

教会に行って神父様の話を聞くのは心が洗われる。天気のいい午前中に行くとステンドグラスがとてもキレイで教会は柔らかい光に包まれて幻想的なのだ。


なくなった・・・って気づいた瞬間に一気に思い出した教会のことやおばあちゃんのこと、そしてあたしは涙が止まりません。きっとあのペンダントがないとあたしはクリスマスも迎えてはいけないような気がした。どうかコレを読んだ皆さんの中で心優しい人がいるのなら、見つかることを祈っていてください。

あれほど大切にしてきたモノは今までにないのです。それいじょうにあれが今、あたしにとっての祖父母なので遠くから一緒に願いをかけてください。見つかるように。
ショックで何も上手く言えそうにないです。