Happy Birthday to My BEST firiend

16歳の冬、なんとなくはじめたバイトで出会った。
とっつきにくい雰囲気で、無口で、きっと仲良くなんかならないんだと思っていた。

一枚の紙を渡され、厨房で働く男の子に渡してほしいと頼まれたのがきっかけで
私は永遠の友を手に入れた。

学校だって違うのに、まるでずっと小さいときから仲がよかったみたいに毎日一緒にいた。
猫が好きで、ロックが好きで、恋をたくさんして、でもあのときから一番大好きだった。

制服を脱いでも変わらず一緒にいた。

なんでも話して、仲がいいだけではなく支えあって大人になった。

少し大人になった彼女は先に嫁いで行った。まるで恋人を奪われたような気分で心から祝福なんてできなかった。

私はこれから誰と遊べばいいの?誰に相談したらいい?誰に弱音を吐いたらいい?

今でも、今だに私たちは心の制服は来たままだ。
全然変わらない。同じことで笑って騒いで、同じものを見てる。
一緒にいる時間は減ってしまったけど、時々会うとなんだかお互い照れてしまう。
遠距離恋愛の恋人同士みたいに、はにかんで、言葉を切り出すまでに時間が必要。
いつもの調子を取り戻すころにはさよなら。

電話をいつまでも切れなかったりするのと一緒で、彼女といると1日がとても短い。

明日も会えますように、死ぬまで大好きな人同士でいられますように。

24歳になったね。
大人になって、おばちゃんになって、おばーちゃんになって

骨になるまで

いや、あっちの世界でまたゲラゲラやろう。

きっと死んでも大好きなアイツ。

これからもよろしくね。

※はじめて、親友に告白をした。「大好き」と初めて言ったんだ。