それぞれの

honeymimics2005-10-02


どんなに想い合ってる人間同士でも、やっぱり最終的なところまで知りえることはない。それが家族であっても。どの世界にも首を突っ込みたくなる自分の性格を何とかしたい。結局理解できないのに自分をわかってほしい一心で走り回るものの広げすぎた世界にあるのは、浅くて関係をどのように説明していいかわからない人たちであふれている。
最初から浅くするつもりなんてなかったのにその人を知ろうとすればするほど勘違いを起こしたり失敗ばかりで生まれてこの方理想の関係なんて築けた覚えはない。さらに、自分の心の中の中をうまく説明するなんてできないものだから余計にややこしくなった。たとえば色や、音に変えてみても感じ方は人それぞれだから伝わらないことがあっても仕方がないのかもしれない。

でもこうして同じように感じる人がいれば心を重ねることが出来る。そんな人を運命と呼ぶのだろうか。
生きていく上でどこか、存在する意味というのをあたしは求めているんです。
ある輪の中であたしがいなくても和やかな空気を目の当たりにするとついつい傍観してしまう。スッと消えられる術をもっていたらその場からいなくなりたい。とことん世渡り下手でもきっと救いあげてくれる人はいる。同じ気持ちの、そう、運命の人が必ずいるんだ。

「仕事に行きたくないよー、つらいよー、抱きしめてほしいよー、つらいよー会いたいよー」
『電話きっていい?仕事してるの』

こんなやり取り間違ってるのはわかってるけど、嘆き甘える相手すらいなくなったら本当に死んでしまいそうだから。私が男なら、どんなに遠くても仕事があっても自分を犠牲にしてでも抱きしめに行きたい。愛を選びたい。もはや愛で繋がっていないので当然の話だけど。でもね…期待はしてしまうよ。嘘でもいいから優しくしてほしかっただけなんだ。

電話を突然かけたときに「もしもし」ではなくて、「どした?」と出る人はかなり好き。