過去にサヨナラできない
hotmailの整理をしていました。
2年半前、前の彼氏に別れたいと告げた時の返信のメールが出てきて
こんなに愛し合っていた恋愛はもう出来ないかもしれないと悲しくて涙が止まらない。
あたしが別れたいという理由は昔も今も変わらないとても些細なこと。約束を破られたとかそんな小さいこと。ハタチのあたしは子供だったと言いたいけど、まだ変わらない自分はまだ子供なのかな。
愛していると言えばその100倍もの重みで愛してると応えてくれた。
言い争うような喧嘩は一度もしたことがない、ゲラゲラ笑っていた事しか思い出せない。
そんな幸せを壊したのはあたし自身。
もう戻れない。
別れた日、いつまでも待つよと二人とも言い合った。
たとえ途中で好きな人が出来たり付き合う人ができても必ず戻ってくるよと。
それには条件があって
壊した幸せをあたしが自分の力で直すこと。
約束したのに今度はあたしが約束を破っている。
戻れるものなら戻りたい。
―オレは夏子が好きだから夏子に幸せでいてもらいたいと思ってる。
―夏子に沢山元気付けてもらって、本当に幸せな気分ですごせたよ。夏子がオレに与えてくれた一番の力は、オレにまっすぐに向けてくれた情熱でした。こんなものを与えてくれた人は今までいなかったので―夏子がどう思ってるか分からないけど俺は夏子がすきだぜ。幸せ計画については考え付いたらまたメールするよ。
―ただ今の現状にはない、楽しさでない、夏子の感じる幸せをどう作り上げていくかを
考えなくてはいけないと思っています。
泣かされたのは一度だけ。
あたしが彼をほったらかしにしてさびしい思いをさせてしまって浮気をされた。
泣かされたのではなくてあたしが彼を泣かせてしまった。
なんてあたしは自分勝手なんだろう。こんなにも人を傷つけたのに逆の立場の今の自分を嘆いてばかりいて、当時はちっとも相手の気持ちを思いやるなんて出来てないじゃない。甘いよ。甘ったれてごめん。
抱きしめること、目を見て愛のあるSEXをすること、どんな所でも思った瞬間にキスをしたこと
長く濃い歳月があたしを呪う。
彼はもう33になった。そしてあたしも23になった。別れて3年目。付き合っていた期間を越すのももう間もなく。思い出にするには美しすぎて重たくてこれから背負って墓場までは行けそうにない。
そして
あたしは汚れてしまった。あの頃の真っ白なかわいい女の子ではなくなってしまった。
あわせる顔がないのがホントのところ。
でも、まだ待っていてくれてるのかな。