夏子in川崎

洗濯をしていないおかげで下着を選ぶ権利があたしにはありませんでした。よってこのクソ寒いのにスカートでTバックという素敵な格好で街へくりだしたのであります。きっと北国ではケツがしもやけになったりとか、うっかり雪の上に座ったら尻凍傷になること間違いなしなのです。

このたび夏子さんは突然、いや、必然…なのか偶然なのか運命なのか恋人ができてしまったのである。まぁ、詳細は過去の3日くらい遡るとわかるけどきっと誰もそんなこたぁどうでもいい話だと思うのですっとばすけど。これがまたなんだか真のプラトニックラブというかくすぐったくなるような関係でまだいるわけです。
もう2週間経つっていうのに手をつないだことがない。僕の目は死に痛みを感じない

けど、耐え切れずにSEXはしましたけど。最近の若い人というのは(同い年だけど)ずいぶん奥手なんだなぁとついつい傍観してしまうのです。しかーしだ。あまりの愛情表現下手に不安の坩堝にぐるぐるですよ。
不幸というのは幸せだからこそ感じられるもんで、恋人もなくひとりで過ごし飲んだくれていた毎日のほうが余計なことを考えずただ平凡でよかったのかもしれないと、幸せに少し漬かり始めた今、ようく思うようになった。
彼のことは少しずつ好きになっているが、愛してはいない。それでもあたしは本当によく尽くすタイプだと我ながら拍手を送りたい。今週は彼が夜勤のためこんな時間から会いに行くのだ。始発に乗って会いにいってしまうあたしの愛情表現は全く彼に伝わっていないようだ。釣ってしまえば魚に餌をやらない。
愛めいた言葉も仕草もなければ、求めなくては触れてこない。不安で不安で落ち込むあたしはまるで人妻のよう…。年のいった大人の男のほうがあたしを喜ばせてくれる。

田舎から出てきた彼の寂しさを埋めるだけなら友達でよかったんじゃないかと今更思っても始まったばかりのことを中断するのには無理がある。
都会で生きるにはひとりだってたくましく生きていかなきゃいけないんだよ的なことを今日は話そうかと思う。