先日、べっ甲のペンダントの話をしたと思うのですが「たぶんあるだろう」と思っていたところにも結局ありませんでした。あと、思い当たるところはひとつあるのですが二度と自分の足で行くことはできないところです。本気ですごい凹みます。


部屋を探しあさったついでに片づけをしていたらすっかり休止しているバンド活動のデモテープなんかがごっそり出てきたもので今、聴いています。スタジオの日は日記をつけるようにあたしは毎日テープを回しっぱなしで練習していたのですがもちろん普通の会話とかも録音されているわけです。
説教されている60%、バカな話をしてる20%、関係ない曲を演奏してる10%、三浦君が歌ってる10%。
あんまり真面目にやってねーなー。三浦君というのはドラムの人で別のバンドではボーカルをしているかっこいいお兄ちゃんなんです。16の時から彼とは一緒によくいるものですっかりお兄ちゃんでしかもボーカルとしてもとても尊敬してる人なんですねー。

ココ最近はあまりにも音楽に触れていなかったばっかりにすっかり置いていかれた気分です。ベースの親友はガンガンライブやってるし、いつも説教してくれてたギターのジュンセーもかっちょいい曲作ってナイスなバンド作っちゃってるし、三浦は相変わらずなんとも言えないロックセンスで歌ってる。
あたしは・・・?あんなに大好きで続けてきたものをなんの進歩もなくただ今はお金のために働いてる。寂しくなって自分の歌声で泣けてきた。あんなに楽しそうで弾けてて、もうプッチプチいっちゃってる弾けようで3度のセックスより生音にまみれていたかった。スタジオまでの道がすごく好きで。歩くの大好きだった。スタジオのマスター元気かな。ロビーでまた何時間も話がしたいよ。

10年以上も大事にしてきたペンダントをなくして、5年以上も連れ添った仲間と疎遠になって大好きすぎる音楽からも離れて何か新しいものを手に入れたのかと思えば何にもなくてそれはとても悲しくて寂しくて少し心がしっとり濡れてくる。「あたしってばなんてつまらない人間なんだろうか」

きっと声の出し方もあたしは忘れちゃった。ベースももう弾けなくなってるはず。踊るのは好きだけど右手にマイクを持って内臓に響く生の音を感じたい。




うああああああああああああああっ!!!バンドやりってーーーー!