カルボナーラ

パスタというのは本当に手軽で、それでいて豪華に出来ていいものです。ものの20分あればご馳走のできあがりですから。

今朝目覚めた時から、絶対今日はカルボナーラを作ろうと寝起きにスーパーに買い物に行き、一人楽しもうと思ったんですけど、デニーズから帰るとなんと同居人が!いつもならクラブへ出かける彼が今日いるなんて予想外の展開。

うちは1DKですのでダイニングにあるPCで作業をしてる彼の目の前で料理をしなくてはなりません。あたしはキッチンで仕事をする姿を誰にも見られたくないのです。なんとなく恥ずかしいから。おかげでカルボナーラのソース作りの際、卵黄を入れなきゃいけないのに卵白が一個分入ってしまった。

でも、まあ、同居人もいるっていうのに一人分だけの食事を作るのもなんだかなーって阿藤快ばりに軽く思ったので「カルボナーラ作るんだけど食べる?」って聞いてあげました。「え!ホント?」意外に喜んでやがる。喜ぶ割にはこの前の力作インドカリーを君は一口も食わなかったじゃないか。フン、まあいい。あたしのオールマイティーな料理の腕前を思い知るがいいわ。

「ね、カルボナーラって難しくない?」
よし、キター!!こういう発言はとてもありがたいですね。パスタなんて全部見掛け倒しだ。男子諸君はそんな女の手料理にだまされぬよう気をつけるがいい。本当の意味で料理が上手いというのは魚をさばけての和食を作れる人だとあたしはおもう。肉じゃがも同様あんなの誰でもできる。肉料理だもん。
えー、さてカルボナーラですけど。
そりゃもう、当然のように美味く出来たわけです。皿に盛って、手渡すとまあ普通に礼を言われ、一口二口と食べて行くんだけど、何もいわない。美味いも、不味いも・・・
まさかと・・・あたしも食べるが普通に美味い。えぇ・・・好みじゃないのか?すごい不安じゃないか!って思っていたらあっという間に食べてくれたのであぁ、きっと美味かったんだって言い聞かせた・・・しかし料理を作ったのに感想を述べてくれない男とはあたしは絶対に恋人にしたくない。あいつめ、美味いとかお世辞でも言えや!